芸能プロダクションについて解説します。

芸能プロダクション

芸能プロダクションとは、芸能人たちが円滑に仕事を行うためのバックアップを主な業務としている事務所です。芸能人は多くの場合、こうした芸能プロダクションと契約を結んでいます。

 

芸能プロダクションに所属すると、当然のことながら、自分の興行収入のかなりの部分をその芸能プロダクションに取られてしまいます。しかしそれでも多くの芸能人は芸能プロダクションに所属し続けます。それはなぜでしょうか。

 

芸能プロダクションに所属しないで芸能活動をする場合、主に以下のことは全部自分で根回ししなければなりません。

 

・各メディアへの売り込みおよび仕事の取得
・ギャラの交渉や請求
・トラブルの処理
・スケジュール管理
・音楽や演技、芸といったものの向上のための指導

 

こんなことをいちいち自分でやっていたら、とても仕事にはなりません。そこで芸能人側としては、多大な出費があったとしても、芸能プロダクションに所属する意義があるというわけです。

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芸能プロダクションの歴史

芸能プロダクションは、単に芸能人の仕事をサポートするだけではなく、芸能人の地位や権利を守るために登場したものでした。

 

芸能プロダクションが登場する前から芸能人という職業はありましたが、戦前〜戦後間もない時期の芸能活動は、暴力団関係者によって取り仕切られることが多いものでした。例えば関西や中国・四国地方においては、山口組系列の「神戸芸能社」(もしくはその前身の山口組興行部)を無視して行うことができない状況だったのです。

 

こうした状況においては、芸能人は見世物としてもてはやされる一方で、蔑視の対象でもありました。

 

芸能人たちのこうした状況を打破すべく1955年に設立されたのが、渡辺プロダクション。それまで曖昧にされていた芸能人たちの利権の確保をはかるため、それまでレコード会社の傘下にいた歌手・作詞家・作曲家たちを集めて渡辺プロダクションの社員とし、彼らのマネージメントを行ったのです。この渡辺プロダクションの姿勢は、現代の芸能プロダクションの見本となりました。

 

渡辺プロダクションの経営方針には、いろいろ問題もありましたが、こうしてできた芸能プロダクションのスタイルは、芸能人の待遇と地位を大幅に改善したのも事実です。